TOP >>資料 >>雑誌記事など >>マカオ不動産の「掘り出しモノ」とは?
不動産を買う楽しみの一つは「掘り出しモノ」を見つけることだ。マカオの場合、全域が、お買得といえる。8月28日に開業するベネシアン・マカオの経済効果が、不動産価格に織り込まれているとはいえないため。 ラスベガスの成功を知っている日本人やアメリカ人にすれば、ラスベガスでイベントによる集客で最大手のベネシアン・リゾートの開業は心強いニュース。すでに香港の主要なイベントのマカオ開催も報道されている。「賭博客」だけではなく、「ビジネスや観光目的でマカオに来て、結果的にギャンブルも楽しむ」客が増えることは容易に想像できる。
ところが、ラスベガスの知名度そのものが超富裕層だけに限られている中華圏では、ベネシアン・マカオの成功は「実際に目で見ない限りは信用しない」。マカオを「田舎」と見下してきた歴史も影響して、発展ぶりを素直に予想できていない。それだけに現状、香港島の半分程度という不動産価格は「お買得」。米系の大手証券が、マカオの不動産価格が今後3年間で50%増になると予想したと報道されている。
では、マカオで売られている、それぞれの不動産に「掘り出し物」はあるのか。中華圏の人々は、ビジネスに対する真剣度が高いだけに、「うっかり安値で売りに出た」という物件は少ないのが実情だ。周辺の価格帯や眺望などをもとに、全ての値段が熟考の末に決められている。相場が上昇すれば定価も上昇する。逆に、妙に値段が安い場合には「何かある」と疑って、納得できる「安い理由」が得られなければ避けておいたほうが賢明だ。
もっとも、不確定な要素が原因で「お買得」になっている物件は存在する。たとえば眺望。価格は、海側が高く、反対側(街側)は安い。ところが、マカオは面積が狭いだけに「街側」の物件でも高層階になれば、街を越えて海まで眺望が広がる。
また、街側の景色そのものが、マンションの建設が進むうちに変化している場合もある。建設開始時には単に住宅や空き地を望めるだけだった部屋が、周辺の開発が進んだ結果、美しいカジノの夜景を期待できるようになったりもする。実際の夜景がどうなるかは、周辺の開発次第という他力本願なだけに、現時点では価格に織り込まれてはいない。うまく「読み」があたれば「お買得」物件ということになる。
なお、建設前物件で「現金で一括払い15%引き」という広告には注意したほうがいい。金利を考えるとお買得とは言えないからだ。マカオの定期預金の金利は4%から5%。完成までに3年かかるとすれば、15%くらいの金利がとれる。現金一括で15%引きは、分割払いにして余剰資金を定期預金に入れておくのと大して変わらないということになる。
ただし、いずれの場合にも、信頼のできる不動産業者、担当者を選ぶことが大切だ。いくら外国人が頑張っても、地元の業者の情報力に勝てるわけはない。業者が「お買得」という物件が本当にお買得かどうかを検証するのは大変だ。マカオは日本ほど規制が厳しくもないため、残念ながら、正直ではない業者も少なくない。お買得どころか、定価よりも高い値段を割安と称して売りつけられる場合もある。実績のある業者や政府登録業者であることはもちろん、国際ブランドを掲げているなど「外国人相手でも不公正な商売ができない」業者を選ぶことが大切だ。