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全室スイートの3000室の客室と10万平米の展示会場を備えたベネシアン・マカオの開業も今夏に迫り、世界中でマカオへの注目が一段と高まっている。「マカオのラスベガス化」は、もはや既定事実。欧米を中心とした外国人投資家の不動産投資も相変わらず積極的だ。
日本人でも、はじめての不動産投資先にマカオを選ぶ人が増えている。「人口減少に直面している日本や、一定レベルまで発展した上海と比べても、マカオが発展する余地は大きいと思う」「仮に売らなくても、この街なら別荘を持っていても楽しい」。さらに、外国人の不動産保有や外貨の持込みと持出しに制限がないこと、売却益が非課税であることをマカオ投資の魅力として挙げる人も多い。 購入手続きも簡単だ。申込書にパスポートのコピーを添えてFAX。その後、代金を送金すると契約書が郵送されてくるのでサインして返送する。委任状も日本の公証人役場で認証されたものが有効だ。極端な話、マカオを1度も訪れることなく購入を完了できる。もっとも投資の基本は、「投資先の発展を確信できること」。マカオに関する資料やデータが多いとはいえない現状では、マカオを訪問して自身の目で「発展を確信」することをお勧めしたい。
どのような物件を買えばいいのか。まず、2006年完成以降のマカオ新築高級物件をお勧めする。これより古い物件は、マカオが発展を開始する前の設計であり、いずれ値上がりが頭打ちになる。特に1000万円程度の低価格な物件は避けたほうがいい。低所得者層向けの住宅と同じ価格帯であり、マカオ政府の公営住宅と競合してしまうためだ。安物買いの銭失いにならないためには、平米30万円以上の高級物件がいい。
次に、物件の広さ。これは投資スタイル次第だ。新築高級物件の住民となるリッチな人々は、100平米を超える広い部屋や、最上階など眺望のいい部屋を好む。3年を超える投資期間で、建設前の物件でも完成まで保有し続けるのならば、こうした「いい部屋」を持っていたほうが将来の高値での転売を期待できる。
一方で、半年や1年での短期転売を狙う人は、眺望や広さは二の次で、高級物件の中から「安い順」で物件を買う傾向にある。短期の投資家は、投資単位が低い物件を好むためだ。また、短期の場合には、完成前の物件で、できるだけ完成まで年月の長いもののほうが好まれる。プレビルドとも呼ばれる完成前物件は、物件が完成するまで代金の全額を払う必要はない。初年度の支払は概ね3割程度。4000万円の物件なら、支払額は1200万円にすぎない。
マカオでは物件の定価も市況によって上昇する。現状、年平均で15%程度の上昇が続いているため、1年後には4000万円の物件は4600万円になる。これを売却すれば600万円の利益。支払った額は1200万円だから、利益率50%の投資となる。なお、物件が完成に近づくと投資家も長期保有志向となる。長期保有となると安い、つまり、面積の小さい物件は不向き。そこで、隣り合った2つの小さい物件を買い、仕切り壁を外して、長期投資に適した広い部屋に改装する手法もある。
長期でも短期でも様々な投資のできるマカオ。まだ香港の半分程度の価格帯であり、力強い経済成長が期待できる。マカオを訪れ、「発展を確信」することをお勧めしたい。