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マカオ経済驚異の成長力

マカオ半島、コタイ地区それぞれが発展

よく「マカオの一等地は、どこですか」という質問を受けます。「どこでも一等地」なのがマカオです。それほどに国土は狭いのです。面積からいっても、この質問は、「渋谷区と新宿区の、どこに一等地がありますか」と聞いているのに等しいのです。

コタイとマカオ半島のどちらが発展するのか

ベネシアン・マカオの開業とともに、大発展を開始するコタイ地区。とはいえ、マカオのいちばん遠いところからでも、コタイ地区には15分もあれば到達します。2012年に完成予定の新交通システム(東京の「ゆりかもめ」みたいなもの)を使えば、もっと短時間で行けるでしょう。したがって、コタイ地区の恩恵は、マカオ全域が受けることになります。コタイ地区が発展するからといって、マカオ半島の魅力がなくなるということは考えにくいでしょう。

ラスベガスの失敗経験は、マカオ政府も知っています

実は地域の発展ということでは、マカオの先輩格であるラスベガスは失敗をしています。行政区域が異なっていたという事情はあるのですが、ベネシアンやMGM、Wynnが立ち並ぶラスベガス大通り地域(クラーク群)が発展する一方で、旧市街のフリーモント(ラスベガス市)は、さびれてしまいました。新規投資や開発が、ラスベガス大通りにのみ偏った結果です。

そこで、マカオ政府は、ラスベガスの轍を踏まないよう、マカオ半島においても投資を促進しています。マカオ半島は、もともと発展しているエリアです。結果としてラスベガス資本も、マカオ半島に小規模(コタイ半島の超巨大なリゾートと比較して、です。マカオ半島のカジノも常識的には十二分に巨大です)のカジノを展開していますし、これらの施設は、たとえ経営者が変わるにしても、永続的にマカオ半島の発展を支えるでしょう。

外国資本がマカオ半島で腕試しをして、コタイ地区で巨大カジノを作る流れにある一方、地元資本はマカオ半島での事業展開に専念している雰囲気です。土地の買収などのコネクションを持たない外国資本には、コタイ地区以外の選択肢がない、ということも背景でしょう。グランド・リスボアやPonte 16(ソフィテル・ホテル。日本のマルハンも参加するとの報道がありました)などマカオ半島でも新規カジノの開業が相次ぐ予定です。