TOP >>マカオ経済驚異の成長力 >>発展するマカオ >>中国発展と共にさらに発展するマカオ
2007年のマカオの観光客数は2700万人、2010年には3500万人と予想されています。そのうち多くが中国本土からの観光客です。実は、この数字、もっと増える可能性を秘めています。
マカオの急激な発展は、2003年のSARS危機の際に中国政府が中国人のマカオ渡航を解禁して、マカオの観光業を救済したことに端を発します。ちょうど2004年にSandsを開業させて外国人観光客の増加を狙っていたマカオにとっては、最高のタイミングで中国人の渡航が解禁されたことになります。もっとも、実は中国政府がマカオ渡航を解禁しているのは13億人のすべてに対してではありません。上海や北京などの大都市の人々だけなのです。今後、中国が発展すると、全ての中国人がマカオに来る許可を得ることでしょう。
絶好調なマカオの景気の背景は、中国政府がマカオの発展に力を注いでいることにあります。発展途上国から経済大国に発展しようとしている中国(もともと世界の中心だという自負=中華思想もありますし)は、「一国二制度」(共産主義の中国の中に、資本主義の香港とマカオが共存する)という国際公約を守ることが自国への信頼にもなります。「一国二制度」の成功がなければ、台湾の独立問題の解決もないわけですから、中国政府は意地でもマカオ・香港を発展させることでしょう。世界同時株安になったときの、香港市場への優遇ぶりを見れば明らかです(危機が起きるたびに、中国法人の海外投資が解禁になったり、個人の投資が解禁になったりしています。今や世界経済を助けているのは中国政府の決断による中国の国内マネーです。かつての日本と同じです)。